
2020-04-18
「一人暮らしかシェアハウス、どっちにしようか迷っている」
「興味はあるけどシェアハウスって何かよくわからない。」
「シェアハウスに住んだら出会いある?」
最近日本でも少しずつ浸透してきたシェアハウス、気になるけどよくわからない、という方も多いと思います。シェアハウスに住んだことがない方にとっては、実際の生活ってどうなのか気になりますよね!
この記事を読んで、シェアハウスに住むことで得られるメリットとデメリットをシェアハウス管理人でもあり、現役シェアハウス住人でもある筆者がざっくりと紹介していきます!(※実際のシェア生活に関しては、それぞれのハウス環境に依存するということは前提としてお伝えしておきます。)
なので実際にシェアハウスを探す際には、そのハウスの管理人や住人さんなどに質問して、情報を事前に得ることを強くオススメします。
また、シェアハウスには色々なタイプがあり、
・自分で不動産会社と契約し友人と住むシェアハウス
・個人で運営されているシェアハウス
・シェアハウス運営会社によって運営されているシェアハウス
などがあります。
この記事では、何も言及がない場合には3つ目の「シェアハウス運営会社によって運営されているシェアハウス」のことを指します。
それでは早速見ていきましょう!

シェアハウスで住むととにかく安いんです!!
一人暮らしを経験した方ならおわかりになると思いますが、通常、一般的なアパートの引っ越しにかかる費用ってどんなものがあるでしょうか?
・引っ越しセンター等に委託する荷物の移動費
・家具代
・その他小物代
という新生活に必要な費用に加え、
・敷金
・礼金
等の入居にかかる費用が必要となり、東京都内でかかる引っ越し費用はなんと大体33万円と言われています。(エイブルAGENT調べ)
これをすべて賄うのって一般的な社会人の方には割と大変だったりすると思います、、、。せっかく激安の物件を見つけても結局はこんなに出費が多いの!?なんてこと、ありますよね。
ではシェアハウスの場合はどうでしょうか?
まず結論ですが、
会社によります・・・笑
なんだよそれ!と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、これは本当に会社によるんです。
入居費用の点から見ると、大きく分けて基本的に3種類あり、
1.敷金・礼金を必要とするシェアハウス会社
2.保証金を必要とする会社
3.家賃のみの支払いでいい会社
になります。
保証金を必要とする会社の中には、退去時に保証金が返金される会社もあれば、全く返金がない場合や、一部だけ返金がある場合などいくつかのタイプがあります。
1の敷金・礼金を必要とする会社に関しては、費用という面ではメリットがありませんが、逆に3の「家賃のみでいい会社」なんかは、「共益費が高い」「退去時に清掃費を請求される」など何らかの裏がある可能性もあります・・・
詳細に関しては、「家賃は?初期費用は?シェアハウス生活に必要なお金の疑問にお答えします。」の記事をご覧ください。
断言しちゃいます、
シェアハウスに住んだら出会い、増えちゃいます!!
筆者はシェアハウスの管理人をしているのでいろんな方のエピソードを聞きますが、シェアハウスで出会い、付き合い始め、結婚までされたカップルもチラホラと。同じ屋根の下で見ず知らずの人々と暮らしを共にしていけば特別な感情だって生まれるでしょう。
まさに人気番組「あいのり」のようなストーリーですよね。
ちなみに、「あなたは、同じシェアハウスで知り合った方同士の「結婚(シェアハウス婚)」はアリだと思いますか?」というアンケートでは、
「アリ」だと思う……50.0%
「ナシ」だと思う……11.4%
どちらかというと「アリ」だと思う……34.2%
どちらかというと「ナシ」だと思う……4.%
という結果が!
約74.2%の人が「シェアハウスでの婚活はアリ」だと思っているようです。( マイナビ賃貸調べ )
出会いを求めてシェアハウスに入るのは悪いことではないようです。また、出会いというのは恋愛関係のみに関わらず、一生続く素敵な友情の出会いがもあります。
住人さん同士で仲良くなると休日に一緒にお出かけに行ったり、シェアハウスを出て行ったあとでも数年越しに集まったり。一生の友達ができるなんて素敵ですよね。
また、イベントを行なっている会社では、自分の住んでいるハウスのみならず他のハウスとの住人さんとも交流をすることができるため、出会いをより広げることができます!
シェアハウスに住んでいなくても参加okなイベントもたくさんあるのでシェアハウスにはどんな人が住んでいるのか気になる人は行ってみてはいかがでしょうか?
一人暮らしで一から揃えるとなると相当な額とそれを移動させるのにかかる相当な時間、相当な労働力が必要になってきますよね。
でもシェアハウスなら、最初から全ての必要家具家電が備え付けられており、会社によっては最初から個人のベッドや机、椅子などが装備されているところも。新しく家具家電を買う必要もなければ、それを移動させる必要もない! 必要なのは私物だけ。だから引っ越がとっても楽なんです!
引っ越しが楽だとずっと住んでみたかったあの町、会社にもっと近いこの町…と引っ越しの足取りが軽くなりますね!簡単に引っ越しができると活動範囲も広がり、シェアハウスをベースに他拠点生活を送っている住人さんも結構いらっしゃいます。初めて上京されてくる方で「家具を買う必要がなくて良い!」という意見も多数見受けられます。
実際に筆者は引っ越しの際、リュックひとつで引っ越しました。引っ越し当日の朝30分で、バタバタと引っ越し準備をしたのを覚えています。(笑)
1日働いてヘトヘトになって帰ってきた時に、家に誰かがいて「おかえりなさい!」なんて声をかけてくれたら嬉しいですよね!
私が前住んでいたハウスに、一人の外国人の方がいました。最初の方はあまり心を開いてくれず、「ただいま!」と行っても「はい。」としか返してくれませんでした。
しかし、一緒に生活を共にしていくうちに、だんだんと心を許してくれたのか次第に「おかえりなさい。」と返してくれるように。その後もご飯を一緒に食べるようになったり、食材を分けてくれたり、家でテレビを一緒にみたりなど距離がとっても縮まっていきました。
帰ってきて「おかえり」が聞けるのはやっぱりとても良いですね。とても温かい気持ちになります。
また、一人暮らしでは家に帰っても話す相手がいませんが、シェアハウスなら家に帰ると誰かしら居るので、その日あった辛かったことや最近の悩みなどを聞いてくれる人がいます。話すことはストレスを軽減させるので精神的にもいいですね。
シェアハウスでは全くの他人同士がが一緒に暮らします。ということは自然と考えも年齢もバックグラウンドも全く違う人々が集まりますよね。
職業もOLだったり、コンサルタント、先生、SE、社長、作家、劇団員、学生、など本当にさまざま。
皆それぞれ考え方や価値観は違ってきます。
なので、そのような全く別の考え方を持った人々と生活を共にし、食卓を一緒に囲み、一緒に語り合い、時には意見をぶつかり合わせることで、自然と価値観が広がります。
筆者も、シェアハウスに住み始めて普段では絶対に出会えないようなタイプの方と話す機会がたくさんあり、とっても刺激的な日々を送ることができています。
普段の限られた環境だと似たような人々が自然に集まりよね?なのでシェアハウスに住んでいると本当に価値観が広がります。そういった「刺激」をシェアハウスに求めている方は年齢層に傾きがないところをお勧めします。(色んなタイプの人に出会えます)
海外では日本よりもシェアハウスがはるかに浸透しているのを知ってますか?
そんな海外から来る外国人たちは「日本人の友達が欲しい!」「日本の文化を体験したい!」と、多くの外人さんがシェアハウスに住んでいます。たくさんのシェアハウスのサイトが外国人と日本人の割合が書いてあるくらいです。現在もシェアハウスに住まれている方で
「最初は英語力なんて全くなかったけど、住人さんが英語しか話せないから片言ながらに話していら結構話せるようになっていた。」
と教えてくださった方がいらっしゃいます。留学に行って高いお金を払わなくても、日本で普通に暮らしながら英語力が上がったら最高ですね!
また、ハウスにもよりますが、シェアハウスの住人さんは英語圏のみならず世界各国からくるのでその分たくさんの文化を知ることができます。
筆者は一緒に住んでいたブラジル人の方からポルトガル語を教えてもらったり、母国の話を聞かせてくれたり、郷土料理を振舞ってもらうことが多々ありました。

シェアハウスに住むと「寂しくならない」という良いメリットがありますが「プライベートが確保しにくい」というデメリットも。
私の経験上では、ノックもせずに勝手に部屋に入ってきた、ということが一度ありました。その時服を着ていなかったらどうするんだ!と当時は相当びっくりしました。(笑)この時は、きちんと相手に「何か用がある時はノックをして」と伝え、それからこの問題はもう起きませんでした。
施錠が可能な部屋だとこの問題は起こりにくそうですね。(ただ毎回部屋にいるたびに鍵を閉めるのもなんだか寂しいがしますが…。)
また、安いシェアハウスだと寝室をシェアする形の場合は、家に帰ってもプライベートを確保できる時間がほとんどなくなってしまいますね。
値段か、ある程度のプライバシーか、バランスをうまく取りたいものですね。
シェアハウスでは「シェアハウス」とあるだけいろんなものをシェアすることが多いいです。
例えばパーティー。シェアハウスと言ったらパーティーですよね!大抵はみんなで食材をシェアしたりするので、こう言ったパーティーが多いと結構な出費になることもあります。
また、シェアハウス内の備品もシェアするところが多いです。トイレットペーパーや電球、キッチン用品など、、、。
「いくらくらいから割り勘するべきなんだろう」
「こんなものまで割り勘求められるの?」
という悩みに遭遇する前に場合は予めそこら辺のルールを決めておいたほうがよさそうですね。
また、直接金銭面には影響しないものの冷蔵庫もよくトラブルの元になります。冷蔵庫内のものを勝手に食べられちゃうということもあります。こういう問題を避けたい場合は自分のものには名前を書いたり、そもそも共用スペースには自分のものは置かないようにする、などいろいろできる策はありますね。
多様性を楽しみ、ゆったり暮らす。
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